革新的ものづくりを実現するツール/技術群

ー製品の企画、設計から加工、製造にわたる特徴的なツール/技術を提供ー
  

下線表記は、ピックで詳細を表示します

製品企画・設計

コンセプト・概念設計

ツール/技術名称 特徴
マイノリティ分析ツール ユーザーニーズを抽出する手法として少数派意見に着目し、従来の統計的手法から、考えの及ばなかった結果を導き出す、世界で初めてのマイノリティ分析手法。特に中堅・中小企業を対象として、従来このようなツールを活用してこなかった企業への普及をめざしたものである。

詳細設計・モデリング

ツール/技術名称 特徴
形状構想設計システム
(トポロジー最適化+CADモデル作成ソフト)
グレースケール(実現不可能構造)や,過度に複雑な構造を持たない工学的に意味のある高性能で現実的な最適構造案を求められるトポロジー最適化機能と、さらに最適構造から解析曲面の自動認識を行いCADモデルへの変換ができる、3DCADにアドオンして使える設計者向けの構造最適化システム。
熱・電磁波制御デバイス構造の
設計システム
例えばシェルの表面に複雑なテクスチャーパターンを生成するなど、マルチスケール解析に基づくミクロ・マクロ構造のトポロジー最適化による構想設計を支援するシステム。今までにない、高機能あるいは新機能な熱・電磁波デバイスを提供可能。
義足ソケット用CADシステム ベテラン義肢装具士のノウハウを組み込んだ義足用のCADシステム。従来、一体であった義足の設計と製造を分離し、製造を3Dプリンタで行い、技能者の作業を本システムを利用した設計に限定することで、作業時間を1/4に削減。設計データの記録・再現で、技能者の研鑽、教育の効率化も可。
デジタルヒューマン工学と
スマートファクトリに基づく
個人適応設計ツール
  • ・スマートフォンを使用してユーザの足を測定
  • ・ユーザの足の3Dモデルを生成
  • ・ユーザの3Dモデルと走行パターンに応じたシューズの提供
  • ・要求仕様に対するスマートファクトリとリンクした適切な価格と納期の提示

シミュレーション・評価

ツール/技術名称 特徴
計算科学的手法によるレーザー
コーティングシミュレーションコード
SPLICE
高機能 (レーザー照射から相変化を考慮した溶融・凝固過程までの複雑物理を一気通貫評価)、汎用性 (任意の形状、境界条件、材質、レーザー照射条件などに対応)、多機能 (コーティング、溶接、溶断、穿孔、金属光造形に対応) を併せ持つ世界初のシミュレーションコード。利便性向上のため、マンマシンインターフェースも整備済み。
めっき厚さ均一化支援システム 電解めっきではめっき厚さを均一にする事が重要であり、熟練者が邪魔板配置などの工夫をしている。本ツールにより経験が浅い作業員でも短期間で邪魔板の形状、配置が可能になる。歩留まり改善、生産性向上に加え、電解めっき人材育成に貢献できるツールである。

加工・製造技術

3D造形

ツール/技術名称 特徴
ディスペンサー光硬化式
3Dゲルプリンティングシステム
  • 臓器モデル、人体パーツのゲル造形物の直接造形が可能!従来のやわらかい素材では達成できない「水を含んだゲル」を使用することで、より生体組織に近い造形物を生成することができます。
  • ・解像度:500μm、ワークサイズ:300×300×300mm
  • ・硬さ柔らかさを変更できます。
  • ・複数の素材を同時に造形できます。
ポリウレタン造形用3Dプリンタ装置
及び専用ポリウレタン系材料
  • ・傾斜弾性率を有する3次元造形ができる
  • ・熱可塑性ポリウレタンに対し、永久歪、耐摩耗性に優れる
  • ・UV硬化型に比較し、破壊特性が圧倒的に優れる
UV架橋ラバー用3Dプリンタ装置
及び専用ラバー材料
  • ・金型なしで架橋(主に高分子化学においてポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応のこと)造形ができる
  • ・吐出積層・金型レス成形ができる未だ世界に前例の無い、光硬化型高粘度ラバー材料
加硫ラバー用3Dプリンタ装置
及び専用加硫ラバー
・金型なしで架橋造形ができる世界初の実用加硫ラバーの3Dプリンタ
異種ポリマー材料の
マルチスケール・マルチ材料
積層造形装置
広い範囲の弾性率をもつポリマーを積層造形技術の利用により成型することで,従来困難であった場所ごとに力学的特性の大きく異なる製品をオンデマンドに供給できる製造技術。造形範囲50 mm立方,造形精度 50 μm,弾性率範囲100k~1G (10^5範囲)Pa。
金属の材質・形状制御設計・製造技術 形状と「同時に」その材質を原子、微細組織といった種々のスケールから制御することで「異方性」を発現させ,従来ない新たな機能を創生する、先進構造用金属材料の3D造形手法。
高精細・微細3D造形装置
(マルチスケール型)
従来法で造形が困難なマルチスケールの造形が可能な装置群を提供。サブミクロンから数10マイクロメートルの加工線幅で高精細な3D造形ができる造形装置(フェムト秒パルスレーザー方式および青色レーザー、紫外レーザー造形方式)。光ファイバを用いたマルチスケール造形装置(加工線幅1-980μm)。適用材料は、光硬化性樹脂だけでなくセラミックス混合樹脂も利用可能。
高精細・微細3D造形装置
(普及型)
サブミクロンの加工線幅で微細な3D造形が可能な装置。企業や研究機関への普及展開をめざし、廉価・小型の青色半導体レーザーを採用。
スーパーエンジニアリング
プラスチック用3Dプリンタ
融点が300℃,引張強度80MPaを超える多くのスーパーエンプラ部品を製造できる、3Dプリンティング装置。未固化材料粉末の再利用が可能であり、材料消費が少ないのも特徴である。
セラミックス3D造形技術
「粉末積層造形法/スラリー積層造形法」
多孔質セラミック部材の小ロット品生産や試作に向く造形技術。従来方法では実現不可能な形状(特に中空形状)を実現可能。
複合粒子製造システム
(3Dプリンタ用原料粉末)
母材粒子に添加粒子を静電吸着させた集積粒子(複合粒子・顆粒)を連続大量生産できる世界初のシステム。ナノ物質を均一に導入できる究極の混合原料粉末を提供できる。粒子の混合割合は自由に制御可能。

機能性付加

ツール/技術名称 特徴
レーザ直接還元描画装置 大気中で自由曲面上にピッチ20 μm以下,成形領域2×2×0.3 mmの金属(Cu)-ポリマーリアルマルチ材料を積層造形できる装置。描画条件の変更で,一連のプロセス中で導体,半導体,不導体の連続描画が可能(絶対温度センサへ適用)
スーパーメタル化技術
(浸硫窒化条件最適化、高耐食性ステンレス鋼、ナノ粒子高分散めっき)
市場流通材に新たな価値を付加可能な革新的金属表面処理技術(要求される特性に対してオンデマンド化された浸硫窒化処理技術とその鋼製部品。窒素熱処理技術とそれを用いた高耐食性金属プレート。数十nmのナノダイヤを高分散しているNi/Pめっき液とめっき技術。)
ハイブリッドセラミックコーティング(HAD)技術 三次元形状物の常温・低温セラミックコーティングによる封止性、耐食性、表面高度、耐熱性などの向上。
マルチビーム式レーザーコーティング
ヘッド装置
中心から噴射する原料粉末を複数のレーザー光で加熱し,皮膜を形成する加工ヘッドを開発した。これによって,高精度な皮膜形成が可能になると同時に,加工点でのビームプロファイル制御が可能となり,皮膜の品質向上が図られる。
マルチビーム式直噴型
レーザーコーティング装置
微細・低歪な・高精度なレーザーコーティング技術を開発した。これによってこれまで適用されていなかった電子機器分野、医療機器分野などへの応用が可能になる。
モルテンプール型
レーザーコーティング技術
レーザー入熱量および粉末供給量を精密に制御したレーザーコーティング手法で、従来のアーク等を用いた肉盛溶接法に比べて、母材に対し熱影響が小さい皮膜を形成することに成功した。
異種材料接着技術
(金属ー漆、樹脂ープラスチック素材、樹脂成形部品ー金属など)
有機材を含む接着剤を使用しないので環境負荷が小さい、接着剤のはみ出しがないなどの利点に加え、基材破壊するほどの接着強度を実現。漆と反応し難い金属(ステンレス、チタン、錫など)との接合も可能。

機械加工

ツール/技術名称 特徴
金型フリーハイブリッド板材成形技術 Tiやステンレスや樹脂板などのマルチな材料の板材を,0.2mm厚の箔状から2mmの板材まで,摩擦攪拌インクリメンタルフォーミングにて自由形状に成形できる技術。従来のインクリメンタルフォーミングに摩擦攪拌を加えることで,難加工材のチタンからアクリル樹脂まで,多様な材料を金型フリーで複雑造形することが可能。

その他

ツール/技術名称 特徴
イノベーションフォーラムシステム 日本機械学会をハブとして,不特定多数が安心して情報交換できるWeb会議システムを構築。Webテレビ会議,画面共有,チャット機能等を有する。
イノベーションカンファレンスシステム 情報公開,交換の場である各種講演会をITにより,より簡便に開催可能とするシステム.新設・更新の容易なHP,講演申込,講演プログラムの作成,予稿集原稿のアップロード,査読,予稿集ドラフトのエクスポートなどの機能を有する。
デライトものづくりAIプラットフォーム 技術情報(シーズ)や解決したい技術課題(ニーズ)を,自由フォーマットにて登録(または検索)すれば,AIの自然言語解析によりシーズ・ニーズマッチングを行い,ニーズに対するシーズ,シーズに対するニーズを提示する。